シルバーストリーム・テクノロジーズ社、欧州三井物産株式会社および東洋船舶株式会社と基本合意書を締結

ロンドン、2022年7月25日：クリーンテクノロジー企業のシルバーストリーム・テクノロジーズ社は、日系大手総合商社の三井物産グループ（欧州三井物産株式会社および東洋船舶株式会社（以下、東洋船舶））と、基本合意書（MOU）を締結したことをお知らせいたします。

この度のパートナーシップにより、シルバーストリーム・テクノロジーズ社、欧州三井物産と、三井物産の100%子会社で船舶関連事業に特化したサービスを提供する東洋船舶が連携いたします。業界を牽引する当社の空気潤滑技術、シルバーストリーム®システムを日本市場で普及促進するとともに、アジアにおける船主の脱炭素化に向けた取り組みを支援してまいります。

気候変動の危機的状況を踏まえ、日本では海運産業の脱炭素化と持続的な発展を図るため、2050年までに温室効果ガス（GHG）排出量を実質ゼロにする目標を掲げています。さらに、海運業界で国際的な存在感を高める戦略の一環として、政府は国内業者に対し、より環境に優しい船舶を設計・供給するよう促しています。その結果、この目標を達成するための数少ない解決策として、日本の船主や造船業界内では空気潤滑をはじめとし、実績のあるクリーン技術にさらに注目が集まっています。

この度の欧州三井物産および東洋船舶との連携により、日本の船主、造船所、設計機関との関係を強化するとともに、顧客との繋がりを確保し機会創出を推進することにより当社の営業戦略の推進を図ってまいります。さらに今回の戦略的合意により、3社間で情報およびローカル市場に関する知識の共有が可能となります。

アジア市場の中でも他に類を見ない日本の海運市場との連携を深めることで、脱炭素化におけるソリューションとして、空気潤滑技術の普及をさらに加速させてまいります。

今回の発表に関して、シルバーストリーム・テクノロジーズ社の創業者兼CEO、Noah Silberschmidtは次のように述べています。

「日本の海運業界が重要な局面を迎えている時期に、欧州三井物産と東洋船舶との戦略的パートナーシップを発表できることを大変嬉しく思います。日本のような重要な海運市場で当社の技術を支持し、我々のビジョンである「持続可能で効率的な産業」に共感してくださる日本の業界リーダーと協業できることは、非常に貴重です。

私たちは近い将来、日本の船社、船主及び造船所が当社にとって重要な市場になると考えています。そのため、この度の欧州三井物産と東洋船舶とのパートナーシップにより、日本および日本の海運関係者と当社の関係がさらに強化なものになると期待しています」

東洋船舶の篠原直樹副社長執行役員は、次のように述べています。

「シルバーストリーム社との協業を通じて、日本の海運業界の脱炭素化への貢献を目指します」